fml 3.0 の設定の変更の仕方について
[用語]
% はユーザの prompt
# は root の prompt
$EDITOR は自分の好きなエディタ
メーリングリスト名やディレクトリは適当に読みかえてください
ここではデフォールトの値を使って説明しています。
/usr/local/fml/ 実行ファイルやライブラリの置き場所
例: fml.plやlibsmtp.plなど
$EXEC_DIR という変数はこれのことです。
/var/spool/ml/ MLのディレクトリが生成される場所
$ML_DIR という変数はこれのことです。
/var/spool/ml/elena/ elena MLのHOMEディレクトリ
注意: 詳細については
../../INSTALL/index.html
を参照してください。
○ 変数の設定を変更するやり方
elena MLの設定は/var/spool/ml/elena/config.ph (以下config.ph)というファ
イルの中身で決まります。全部のML共通の設定のしかたなどの発展版もあり
ますが、基本は”/var/spool/ml/elena/config.ph をいじる”ということだけ
です。
このファイルの変更の仕方は大きく分けて3通りあります。
機械的処理の度合が違うと思って下さい
1. makefml のメニューで変更する (機械的処理)
2. cf というというファイルをいじる (半機械的処理)
3. config.ph というファイルをエディターで直接いじる(人間がいじる。王道)
1. makefml のメニューで変更する (初級編)
makefmlはメニューで変更された内容を/var/spool/ml/elena/cfにsaveし、自
動的にconfig.phをcfから再生成する。
設定メニュー(makefml config)の使い方の詳細は
../../INSTALL/index.html#makefml-config
コマンドラインで makefml を起動するとメニューになる。
GUIではなくCUIです。#GUIは開発中
% /usr/local/fml/makefml config ML名
例: elena ML
% /usr/local/fml/makefml config elena
メニューの数字を適当に選択して進んで下さい。
2. cf というというファイルをいじる (別の意味で王道)
/var/spool/ml/elena/cf を変更後 config.ph を再生成する。この生成は"自
動ではない"ので注意。次のようなコマンドを叩く(呪文を唱える?:-)と cf か
ら config.ph を生成します。
% cd /var/spool/ml/elena
% make config.ph
この2段階の処理は「機械処理するため」「デフォールトとの差分だけを書い
ておきたい」という用途のために存在します。
* 2000/05/09 以降の fml-current には同じことをする
% makefml update-config.ph ML
というコマンドが用意されています。でもこれならMLのHOME以外からの実行も、
make がないOSでもOKです。
cfの構文はperlではありません。機械処理しやすいフォーマットになっていま
す。構文とcfとconfig.phの違いについては
../../INSTALL/index.html#cf-and-config.ph
3. config.ph というファイルをエディターで直接いじる(王道)
構文は perl の構文そのもの(何でも出来る)。
歴史的にはこの3が元々の形です。
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